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アメリカの近代史3冊

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「息子マイケル・ジャクソンへ」、「ロックを生んだアメリカ南部」、「アメリカ黒人の歴史」の順で積読状態にしていた本を3冊読みました。

キング・オブ・ポップの父とアメリカ南部の音楽、さらに人種の目線でみたアメリカ史の本です。
本を買った時期も、そのとき関心があったこともバラバラだったのに、3冊読んだら全部つながっていてアメリカ近代史のうねりがつかめたような感じがします。

「息子マイケル・ジャクソンへ」はマイケル・ジャクソンの父、ジョセフ・ジャクソンの本。
ジョゼフ・ジャクソンとそのご先祖様の本が歴史か?というと違うとは思いますが、1家族のヒストリーとして、一世代、一世代がとてもドラマチック。
ちなみにこの本、元はマイケルが亡くなる前に出版されています。



「ロックを生んだアメリカ南部」ジェームズ・M・バーダマン 村田薫
音楽が生まれるってこういうことなんだな〜。
音楽については疎いけど、ニューオリンズの都会っぽさ、シカゴサウンドの洗練された感じとか、言葉だけ聞いてもよく分からなかったのがなんとなくつかめたかもしれません。

音楽だけじゃなく、当時の労働環境、宗教、政治、南部と北部、人種と階級などなど、よくわかりました。
ジョセフ・ジャクソンの本と一緒に読むと時代がリンクしていて、南部地域の歴史、その中で1家族がどう暮らしてきたのか比べる事ができて面白いです。

それにしても、ミシシッピデルタの絶望的な広さって日本に住んでいたら分からないな〜。
でもその広さを感じられる音楽が私は好きなんだな。



「アメリカ黒人の歴史」上杉 忍
この本は、たまたま待ち時間に本屋さんに立ち寄って、偶然目にして買いました。
「ロックを生んだアメリカ南部」はボブディランで終っているのですが、その続きがこの本で読めます。
もちろんそれ以前のアメリカ史も書かれています。

こちらの本でもヒップポップやジャズといった音楽の話が出てきます。
政治経済じゃなくて、音楽が歴史のキーポイントになるってアメリカ黒人の歴史独特。

1980年代からのヒップポップ・ラップの流れは、1981年スタートのMTVとリンクしてますね。
ヒップポップは単なる音楽の枠を超え、時代を動かす重要な流れを作り出してきたようです。
1991年MTV10周年のとき、ヒップポップがいかに若者たちを良い方向へ導くよう啓蒙してきたか伝えていて、当時の私はそんなに関心を持たずに見ていたのですが、この本を読んでやっとその重大さが分かりました。

1992年のロス暴動。
どの層とどの層が対立したのか?当時の日本のニュースと、私が現地の人から直接教えてもらった事に違いがあり、子供ながらに疑問だったのが、この本で解決しました。

どちらもテレビ番組やニュースでさらっと見聞きしただけでは分からなかったことです。

最後に現代になり、新しいアフリカ系の流れがアメリカの中で生まれているのも興味深いです。
オバマさんも新しいアフリカ系から生まれているんですね。

というわけで3冊通して思うに、アメリカは若い国だな〜!ということ。
若くて動きがある国ですね。

日本だってこの100年で変化してきていますが、その中で動く人にそれほど違いがないです。
でもアメリカは中の人がどんどん変化しているんですね。


アメリカ黒人の歴史 - 奴隷貿易からオバマ大統領まで (中公新書)




NHKブックス(1071) ロックを生んだアメリカ南部 ルーツミュージックの文化的背景



息子 マイケル・ジャクソンへ ~天国への遺言状~
by ai_ikuko | 2013-07-03 07:00 |
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